ミドリアイティ、車載動画からAIで路傍の石仏や石造物を検出する技術を開発

ミドリアイティ、車載動画からAIで路傍の石仏や石造物を検出する技術を開発

合同会社ミドリアイティは、車載カメラで撮影した動画から、路傍の石仏や石造物をAIで検出する技術を開発し、検出した石仏や石造物の動画を地図上で見られる特設のデモサイトを公開した。

同社が開発したのは、ディープラーニングを用いて車載カメラで撮影した動画から路傍の石造物を検出する技術で、位置情報付きの画像を処理することにより、石造物の所在をデータ化することが可能となる。

検出・識別できるのは石塔・石碑、石祠、五輪塔、石灯籠の4種類の石造物で、石造物の分類に役立つ刻像や文字についても検出することができる。刻像は「地蔵菩薩」と「如意輪観音」の2種類、文字については「庚申」、「道祖」、「馬頭」、「甲子」、「地神」、「念佛」、月待塔(十九夜塔、二十三夜塔など)に刻まれる「夜」の7種類を検出できる。

同社は今後、検出可能な刻像や文字の種類を増やして、より多くの石造物を分類可能にしていく方針で、技術供与などによるビジネス展開も4月以降に開始する予定だ。

特設デモサイト

デモサイト
https://stone.midoriit.com/