ナビタイムの「トラックカーナビ」、大型車の旋回実績を考慮したルート検索に対応

ナビタイムの「トラックカーナビ」、大型車の旋回実績を考慮したルート検索に対応

株式会社ナビタイムジャパンは、トラックドライバー専用ナビアプリ「トラックカーナビ」にて、大型車の旋回実績を考慮したルート検索に対応したと発表した。

旋回実績は、「トラックカーナビ」アプリのユーザーから取得された過去6ヵ月分の走行実績を活用し、トラックが旋回可能な曲がり角のデータを抽出して作成している。車両の大きさ(車長・車幅)や通過ユニークユーザー数などをもとに内輪差、外輪差まで計算して導き出し、旋回できるかを判定した上で通れるルートを表示する。

旋回実績に対応したルートは、ルート検索の「推奨」「無料優先」などすべての優先条件に適用されるため、ユーザーは特別な操作をしなくても利用できる。

同アプリでは従来、実際には十分に旋回できる箇所であっても、より安全なルートを優先して提案してきたが、手前に旋回できる道路があっても考慮されず、遠回りのルートを提示することがあった。また、大型車は一般乗用車と比べて車両が大きく、とくに道幅の狭い道では電柱やポール、街路樹や枝葉など道路環境を把握する必要があるものの、これらの情報は地図データとして正確に整備することが難しかった。

同社ではこれらを補完するデータとして、旋回実績データを活用し、トラックが安全に曲がることができた実績のある道を適切に通すことにより、安全性を満たしながら不要な遠回りのないルートを案内することが可能となった。

トラックカーナビ
https://products.navitime.co.jp/service/truck/