アトラックラボ、RTK対応の着陸ベースボックスによりドローンをピンポイントで自動着陸させるシステムを発表

株式会社アトラックラボは、RTK-GNSSの基地局となる小型の「着陸ベースボックス」を地上に置くだけで、ドローンをピンポイントで着陸させるシステム「ATランディングシステム」を発表した。

同システムは、RTK-GNSSの基地局とコンパスを搭載した着陸ベースボックスを地上に置くことにより、着陸ベースボックスに書かれている矢印方向に着陸させることが可能なランディングシステム。着陸ベースボックスから着陸地点までの距離は任意に設定できる。

基地局からドローンへGNSSの補正情報を送るRTKシステムとなっているので、RTK FIXの場合は十数センチ精度での着陸が可能。 着陸位置は着陸ベースボックス内のコンパスとGNSSから算出しており、着陸地点に特別なマーカーなどを必要とせず、着陸ベースボックスを着陸させたい地点に矢印を向けて置くだけで簡単に設置できる。

ドローンが着陸地点に近づいた際に補正するため、ドローンと着陸ベースボックス間の通信は短距離通信で行う。特別な無線免許は不要で、RTKの補正についても別途PCなどは使わず、機体側のRTK-GNSS受信機、専用通信モジュール、着陸ベースボックスだけの構成となる。

株式会社アトラックラボ
http://attraclab.com/