ユーブロックス、低消費電力を実現したGNSSチップ＆モジュール「M10」を提供開始

ユーブロックスジャパン株式会社は、新たなGNSS測位プラットフォーム「u-blox M10」を提供開始した。製品ラインアップとしては、「MAX-M10S GNSSモジュール」および「UBX-M10050 GNSSチップセット」、「EVK-M101 kit」などが用意されている。

同製品は、連続トラッキング・モードで消費電力が12mWの低消費電力を実現したGNSSチップ＆モジュールで、同社従来製品に比べて消費電力が5分の1となっており、スポーツウォッチや資産、家畜の追跡など、バッテリー駆動の製品において長時間駆動を実現する。

衛星信号が微弱な場合でも、測位信号とバックグラウンド・ノイズを区別して測位データをキャプチャするのに有効なSuper-S技術を搭載するほか、RF感度が高いため小型アンテナでも十分に受信可能で、コンパクトな製品設計が可能。GNSSからのrawデータの分析によるスプーフィング信号の検出や妨害電波検出戦略、インバンドRF干渉の影響を軽減するための組み込みフィルターなどの技術も搭載されている。

u-blox M10 ultra low power platform
https://www.u-blox.com/m10