パイオニアとJTBグループが協業、車載器やスマホアプリから観光情報を提供

パイオニアとJTBグループが協業、車載器やスマホアプリから観光情報を提供

パイオニア株式会社と株式会社JTB、株式会社JTBパブリッシングの3社は2月2日、パイオニアが提供するAI搭載通信型オールインワン車載器「NP1」とJTBグループの持つデジタルソリューションとの連携により、ユーザー行動の統計データに基づく継続的なサービス改善やモビリティにおける新たなサービスモデルの創出など、観光DXの取り組みにおいて協業を開始すると発表した。

今回の協業では、観光DXに向けた取り組みとして、観光デジタルコンテンツ「るるぶDATA」が保有する全国4万件以上の観光情報と詳細な施設情報を、NP1からの音声や連携アプリの表示画像を通じて、ドライバーが操作しなくても自動で提供する。さらに今後、ドライバーの行動(場所や時間など)や好みに合わせて最適化された情報を提供する新たなサービスモデルの構築も検討する。

また、季節や周辺イベントなどを考慮しながら、ドライバーの好みに合わせた観光プランの提案や、観光中に気になった店をスムーズに予約・決済できるプロセスの構築などにも取り組む方針で、推奨されるプランの事前確認・共有、簡単なルート設定など、観光地における知識や経験が無くてもスムーズに旅行できるサービスの構築を目指している。

3社は取り組みの一環として、昨年より熊本県阿蘇地域において観光DXに関する実証実験を実施しており、その知見を生かした「観光情報レコメンドサービス」を全国向けに2月27日より提供する。この取り組みを通じて、NP1から取得する匿名のユーザー行動情報を統計化し、定量分析することにより、旅行者の観光体験価値の向上や地域の活性化につながる新たなサービスやビジネスを創出する。

発表資料
https://jpn.pioneer/ja/corp/news/press/index/2749/