ヤマップが消防機関と「遭難ZERO協定」を締結、捜索隊員の追跡システムを提供

ヤマップが消防機関と「遭難ZERO協定」を締結、捜索隊員の追跡システムを提供

捜索隊員トラッキングシステム

株式会社ヤマップは11日、遭難発生時の迅速・効率的な人命救助を推進するための「遭難ZERO協定」を、河内長野市消防本部(大阪府河内長野市)と締結した。同社が消防機関と連携するのは初となる。

同社はこれまで、位置情報を活用した救助訓練などにおいて河内長野市消防本部と協働していた。今回の協定では、従来行っていた遭難者の位置情報に関する連携に加えて、新たに捜索隊員の居場所を追跡できる「捜索隊員トラッキングシステム」を提供し、救助訓練や実際の救助現場に導入する。

「捜索隊員トラッキングシステム」は、トレイルランナーの位置情報を可視化するサービスを救助事業者向けに転用したもので、救助活動の指導者が現場に向かう救助者の動きを地図上で把握することにより、二次災害を防止し、遭難者だけでなく救助者の安全も確保することができる。

また、位置情報を活用した連携に加えて、登山者の学びにつながる記事コンテンツの発信など、遭難事故防止に関する啓発活動も推進する。

発表資料
https://corporate.yamap.co.jp/news/archive/2022-03-11/