ゼンリンデータコム、人流データ「混雑統計」のデータセット販売を開始
「混雑統計データセット」提供データの種類
株式会社ゼンリンデータコムは1月25日、これまで顧客のニーズに合わせてデータを提供していた位置情報ビッグデータ「混雑統計」サービスにおいて、移動データのみを抽出した「混雑統計データセット」を発売した。
「混雑統計」は、携帯電話利用者から許諾を得て取得したGPSによる位置情報ビッグデータを、分析プログラムで総体的かつ統計的に加工を行った人流データ。今回発売するデータセットは、これまで都度集計が必要だった連続する滞在地点間の人の移動データを都道府県単位でセット化して提供するもので、データセット販売により従来の提供価格より大幅にコストダウンし、短納期での提供を可能にした。
提供データは、都道府県内の移動を250mメッシュ間で可視化した「メッシュ間ODデータ」と、都道府県内の全市区町村データを提供する「市区町村別移動データ」の2種類で、購入する際に希望のデータ種類やエリア(都道府県)、集計期間(2020~2021年の任意の期間)を指定できる。納品ファイルの形式はCSVで、要望があればBIツール「Tableau」可視化用のtwbxファイルにも対応する。
同データセットを使うことにより、人の動きの把握から交通実態の現状分析や交通計画策定の基礎データとして活用できるほか、流入元や流出先など人の出入りを可視化することにより、街づくりや観光施策などにも活用できる。
なお、同社はデータセット販売開始を記念して、2022年2月末までに申し込んだ企業限定で、2019年データをセット提供するキャンペーンを実施する。
混雑統計データセット
https://www.zenrin-datacom.net/business/media/k010/
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