クロスロケーションズとニッセイ基礎研究所、位置情報のAI解析による「オフィス出社率指数」を共同開発
オフィス出社率指数(東京)と新規感染者数(東京都)の推移
クロスロケーションズ株式会社と株式会社ニッセイ基礎研究所は、位置情報ビッグデータをAI解析した人流データを用いることにより、オフィスへの出社率を定量的に把握できる「オフィス出社率指数」を共同で開発し、ニッセイ基礎研究所のウェブサイトにて発表した。
オフィス出社率指数は、位置情報ビッグデータのAI解析による人流データを活用して、オフィスの出社率をインデックス化したもので、新型コロナウイルスが流行する前に比べてオフィスの出社率がどのくらい減少しているのか、あるいは回復しているのか、さまざまなデータを収集・加工して、できるだけ偏りを修正し、実態を可視化している。
データのノイズやバイアスをできるだけ軽減しているため、エリアごとの出社率の違いに各エリアの特徴が現れており、不動産取引における基準として活用することも可能で、たとえばオフィスの空室率との関係や企業の経済活動の動向との比較をすることで賃貸オフィス市場を展望できるほか、REITや実物不動産投資に役立てたり、フィンテックやプロップテック企業による分析・発見に役立てたりすることも可能となる。
発表資料
https://www.x-locations.com/news/pr20210602/
ニッセイ基礎研究所レポートページ
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=67877?site=nli
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