Code for History、水戸市の古地図や観光情報を見られる「ぷらっと水戸」を公開

Code for History、水戸市の古地図や観光情報を見られる「ぷらっと水戸」を公開

ぷらっと水戸

IT技術を歴史研究に応用する任意団体であるCode for Historyは、準オープンソース古地図アプリ開発ライブラリのMaplatのデモサイト「ぷらっと」シリーズに、茨城県水戸市版の「ぷらっと水戸」を追加した。

同サイトは、水戸市立図書館などで豊富に公開されている水戸市街の古地図を活用した古地図サイトで、両図書館の利用許可を申請して作成した。地図上に表示する観光情報や旧町名表示標などの情報ピンは、水戸市が公開するオープンデータを活用している。江戸時代や明治時代、大正時代など4つの時代の古地図を用意しており、地理院地図やOpenStreetMap(OSM)、Mapboxなどの現代地図と重ねて透過度を変えながら見ることもできる。

Maplatは、古地図や絵地図の上に正確なGPSの現在位置を表示したり、正確な地図と重ね合わせたりできるウェブサイトを作成可能な準オープンソースライブラリ。あらゆる地図の間ですべての地図上の点を1対1で変換することが可能で、連続して変換した際に必ず元の場所に戻るように変換されるのが特徴。表示中の地図を切り替え得た際に、地図が表示している場所や縮尺、方角を一致させることが可能なほか、オフラインでも動作するPWA(Progressive Web App)などの技術にも対応している。

ぷらっと水戸
https://s.maplat.jp/r/mitomap/
Maplat
https://code4history.dev/maplat_flyer_ja.pdf