クロスロケーションズ、AI解析による2021年初詣の人出の予測を発表

クロスロケーションズ、AI解析による2021年初詣の人出の予測を発表

クロスロケーションズ株式会社は、同社が開発する位置情報ビッグデータ活用プラットフォーム「Location AI Platform(LAP)」において「人流予測モデル」のαバージョンを開発し、同予測モデルを使用して2021年の初詣の人出を予測した結果を発表した。

同予測モデルでは、特定地点での未来の人流を予測することを目的として、過去の位置情報ビッグデータの分析を基礎にAI解析を行う。1週間先までの人流変化および来訪者数を予測することが可能で、天気予報や新型コロナウイルスによる影響など人流に変化を与える複数の要因を考慮した解析が可能だ。

人々のライフスタイルごとの行動傾向を考慮した未来の人流予測が可能で、特定の任意の場所だけでなく、業界ごとの予測も行える。CSVファイルでデータをダウンロード可能で、別のアプリケーションでグラフなどに加工して利用できる。

今回発表した2021年の初詣の人出の予測結果によると、全国の有名初詣スポットの人流予測については、2020年1月1日の人出に比べて減少し、51~37%と半分以下程度になると予測している。また、首都圏の人気初詣スポットへの来訪は2020年1月1日の人出に比べて54~68%減少して4割程度になると予測。関西圏の人気初詣スポットへの来訪についても2020年1月1日の人出に比べて54~68%減少し、4割程度になると予測している。

同社は今後、同予測モデルの品質を高めるために、日々更新・増加する位置情報ビッグデータをAIの処理対象として加えながら予測の信頼度を増していく方針で、AIによる予測の信頼度の向上が確認できた段階でLAPの新しい機能として提供開始する予定だ。

発表資料
https://www.x-locations.com/news/20201223/