衛星データプラットフォーム「Tellus」のVer.2.0が提供開始、新サービス「Tellusマーケット」が追加

さくらインターネット株式会社は、同社が経済産業省事業として運用する衛星データプラットフォーム「Tellus」のVer.2.0を提供開始した。

同プラットフォームは、クラウド上で衛星データの分析を行えるサービスで、今回提供開始した新バージョンでは、操作環境である「Tellus OS」のUI/UXについて、衛星データや地上データをより分析しやすいように改善した。デザインのリニューアルに加えて、興味がある場所や時刻を基準にしてデータを検索することが可能となった。

また、衛星・地上などで取得できるデータや解析用のアルゴリズム、Tellus上のデータやアルゴリズムを利用して制作したアプリケーションなどを一般の法人や個人が安全に取り引きできるサービス「Tellusマーケット」を新たに追加した。同マーケットでは、さまざまなツールをECサイトのようなUIで検索し、購入することが可能で、購入したものはTellusの開発環境やTellus OSで利用可能となる。

Tellusマーケット上で利用できるデータは2月27日時点で、一般財団法人リモート・センシング技術センター（RESTEC）が提供する地表面変位計測サービス「RISE（RESTEC Interferometry SErvice）」のデータと、株式会社島津ビジネスシステムズが提供する降水予測、降水観測情報、雷観測情報のデータAPIで、3月以降は株式会社ドコモ・インサイトマーケティングが提供する人口統計データ「モバイル空間統計」も追加される予定だ。

「Tellus」公式サイト
https://www.tellusxdp.com/