クロスロケーションズ、エリアや店舗前の人流を俯瞰できる「バードアイ人流」を提供開始
道路通行量マップ
クロスロケーションズ株式会社は、人流データ分析プラットフォーム「Location AI Platform」の新機能として、地域の人流の状態を鳥の視点で直観的に把握できる分析メニューグループ「バードアイ人流」を10月に提供開始すると発表した。
従来の人流分析システムでは、分析を始める前に対象地点(POI)の登録や分析期間、曜日、性別などの条件設定が必要だったが、バードアイ人流では事前の準備が不要で、任意のエリアや地点をクリックするだけで地図上に人流を俯瞰できるようになり、詳細な分析に入る前におおよその人流の状況を直観的に把握できる。
バードアイ人流では、道路の通行量を把握できる「道路通行量マップ」と、エリアの密集度を把握できる「エリア密集マップ」の2つのウィジェットが提供される。
道路通行量マップは、ジオテクノロジーズ株式会社の「道路通行量クラウド」のデータをAPIで活用し、クロスロケーションズ独自のUIと機能を統合した新しいウィジェットで、日本全国の道路データベースと位置情報を活用して道路単位での通行量を可視化できる。店舗開発担当者は新規出店前に周辺の人や車の通行量を把握することにより、売上予測やリスク評価に役立てられる。同ウィジェットはLAPおよびLAP Liteのユーザーにオプションメニューとして提供される。
エリア密集マップは、AIにより、店舗や特定エリアを訪れる人々の動きや、時間帯ごとの人流の密集度合いを把握することが可能で、エリア周辺の混雑状況を把握して来店者分析やイベントの動員計画、交通混雑緩和対策などに活用できる。地図上で人の密集度に応じた色の濃淡をもとに人がどこに集まっているのかを俯瞰的に見ることが可能で、店舗開発者は新規出店時にエリア周辺の人出の状況を地図上から確認できる。同ウィジェットはLAPのユーザーに新ウィジェットとして無償で提供される。
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