ナビタイム、地図・ルート検索APIのマップマッチング機能を運送事業向けに拡充

ナビタイム、地図・ルート検索APIのマップマッチング機能を運送事業向けに拡充

株式会社ナビタイムジャパンは8月31日、法人向け地図・ルート検索API「NAVITIME API」にて、運送事業向けにマップマッチング機能を拡充すると発表した。

NAVITIME APIは、自動車や電車、バス、自転車など、さまざまな移動手段のルート検索および地図表示の機能を業務システムやウェブサイト、アプリなどに組み込めるAPIサービス。

マップマッチング機能は、顧客が取得した位置情報から移動軌跡を推定し、地図データと紐付けして位置補正を行った結果を出力する機能で、これまでは補正後の緯度経度情報と走行した日付のみの出力だったのに対して、今回の拡充により、走行距離や走行した道路名、勾配、制限速度、道路種別、道路の幅員なども合わせて出力が可能となる。

これらの情報は、自動車運送事業者などが自動車事故を起こしてしまった場合に、運輸局へ提出する義務がある「自動車事故報告書」の記載事項となっており、報告書作成を効率化して業務負担を軽減できる。また、トラックドライバーの運転日報作成に必要な運転開始と終了の日時、運転した距離、走行した道路などの項目にも対応している。

API形式で提供することにより、運送事業者向けのサービスや、自社でシステム開発を行っている物流会社などで、現在使用中のサービスやシステムへ機能を追加する形で利用できる。1リクエストあたり最大1000地点までの走行データを送信することが可能で、送信データのフォーマットはJSON形式とCSV形式から選択できる。

NAVITIME API
https://api-sdk.navitime.co.jp/api/