ゼンリン、大手町・丸の内・有楽町地区でバリアフリーナビゲーションなどの検討を開始

ゼンリン、大手町・丸の内・有楽町地区でバリアフリーナビゲーションなどの検討を開始

「Mobility based Network」のイメージ

株式会社ゼンリンは、大手町・丸の内・有楽町地区(大丸有地区)の「スマートシティプロジェクト」の一環として、一般社団法人 大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会のスマートシティ推進委員会、三菱地所株式会社、東京地下鉄株式会社の3者と協力し、「Tokyo Marunouchi Innovation Platform」(TMIP)内にバリアフリーワーキンググループを組成し、快適な移動を実現するためのサービスの検証や、必要な地図要素の検討を開始すると発表した。

ゼンリンは同プロジェクトにおいて、地図情報を通じた高齢者・車いす利用者のスムーズな移動支援を目的として、施設情報と連携したデータ整備・開発や継続的な連携・更新プロセスを検討し、2022年度の提供開始を目指している。

同社は、シームレスな移動社会を実現するための新たな地図データベース「Mobility based Network」を開発中で、今回のバリアフリーWGでの検討を通じて、快適な移動の実現だけでなく、交流・出会いの拡大を実現するような、まちづくりの発展に向けた地理空間データベース基盤の構築に向けて取り組んでいく方針だ。

具体的な検討内容は、歩行が困難な人に対して駅施設から屋外までスムーズに移動できるように、効率的なバリアフリー施設の案内手法の試行および被験者による評価を行うほか、バリアフリーナビゲーションの実現に必要なデータベースやデジタル地図情報について検討する。期間は2021年3月末までを予定している。

スマートシティ推進委員会の活動イメージ

発表資料
https://www.zenrin.co.jp/information/public/pdf/200722.pdf